せどりで利益を出したら年末に確定申告をしなければなりません。
ただ、確定申告をする際に帳簿をするかどうかは悩みどころになる人も多いのではないでしょうか。
また、せどりは帳簿の必要があるのかも曖昧なところです。
そこで今回は、せどりの青色申告に帳簿は必要かどうかについて解説します。
せどりの青色申告には帳簿の管理が必要!

結論ですが、せどりの青色申告には帳簿の管理が必要です。
そもそも確定申告をする際、帳簿の管理は必要不可欠であり、管理をしていないと確定申告をすることができません。
ましてや、青色申告の場合でも帳簿の管理は必要です。
国税庁にも明記されている!
ちなみに、帳簿の管理の必要性については国税庁HPにも記載があります。
(1)記帳する必要のある人
(2)記帳する事項
売上げなどの総収入金額と仕入れその他必要経費に関する事項です。
記帳に当たっては、一つ一つの取引ごとではなく、日々の合計金額のみをまとめて記載するなど、簡易な方法で記載してもよいことになっています。
記帳は、所得金額が正確に計算できるように、整然とかつ明瞭にする必要があります。
せどりで利益を出す・出さないに関わらず、毎日帳簿を管理することを習慣づけましょう。
せどりの帳簿付けをする前にやっておくべきことは?

さて、せどりには帳簿付けが必要になることがわかりました。
続いて、せどりの帳簿付けをする前にやっておくべきことがいくつかありますのでご紹介しておきます。
【すべきこと】① レシートや領収書をまとめる
まずは、レシートや領収書をまとめることです。
帳簿をつける際、このような仕訳帳に仕入れた金額や経費などを記載しなければなりません。

この帳簿をつけるために必要なのはレシートや領収書などになってきますので、まずはまとめることから始めましょう。
【すべきこと】② 経費について学んでおく
続いて、経費について学んでおくことです。
せどりで経費にできるのは以下のようなものがありますが、場合によっては別のお金も経費として計上することができるかもしれません。
- その年に売却した商品の購入費(売上原価等)
- オークションやフリマアプリなどでかかる販売手数料や振り込み手数料
- 店舗で商品を仕入れるためにかかった交通費やガソリン代
- 発送する商品の梱包費や送料
- せどりに関連する書籍代やセミナー代
- せどりに関連するパソコンやスマホ代
- せどりに関連する光熱費
経費について書籍やYouTubeなどで勉強をして、知見を深めておくことでさらに経費にできるものがあるかもしれません。
せどりの帳簿に使う会計ソフトの選び方は?

レシートや領収書をノートに貼り付けて、1つ1つ計算していくのは古い方法です。
2022年、確定申告は電子申告で済ます人が多くなっており、様々な会計ソフトを使いこなすことができる人が確定申告の時間を短縮できるのです。
では、その会計ソフトの選び方を解説します。
【選び方】① インストール型かクラウド型か
まずは、インストール型かクラウド型かです。
クラウド型会計ソフト | インストール型会計ソフト | |
インストール | 不要 | 必要 |
デバイス | パソコン、スマホ、タブレットから利用可能 | パソコンからのみ利用可能 |
バージョンアップ | 無料 | 有料 |
支払い方法 | 月額制もしくは年額制 | パッケージ購入時もしくはダウンロード時に支払い |
基本的に、クラウド型の会計ソフトの方が利便性が高いのでクラウド型の会計ソフトをおすすめします。
【選び方】② 入力画面はわかりやすいか
続いて、入力画面はわかりやすいかです。
会計ソフトを導入しても、使い方がわからないと会計ソフトを導入した意味がありません。
どうせ導入するのであれば使いやすい会計ソフトを導入するようにしましょう。
今時使いにくい会計ソフトはリリースされませんので、トライアル期間で体験して自分にあっているかどうかを確認する程度でOKです。
【選び方】③ 提携できるクレジットカードや銀行口座の種類は多いか
続いて、提携できるクレジットカードや銀行口座の種類は多いかです。
事業用として使っているクレジットカードや銀行口座と連携できないままだと、会計ソフトを導入した意味がありません。
自分が使っているクレジットカード・銀行口座と提携ができるかを事前に確認しましょう。
会計ソフトのHPを見れば提携できるかを確認できます。
【選び方】④ 確定申告書の作成は簡単か
続いて、確定申告書の作成は簡単かです。
会計ソフトを導入する一番の理由は「確定申告書を作成したい」からではないでしょうか。
それぞれの会計ソフトで確定申告書の作成手順が異なりますので、使い勝手がいいかどうかをまずは確認するようにしましょう。

多くの導入者が「費用の削減」を挙げています。
せどりの帳簿のやり方は?

帳簿をする方法はたくさんありますが、いざ帳簿をやろう!となるとどうしていいかわからない人が多くいます。
では、せどりの帳簿のやり方について解説します。
【やり方】① 税理士に依頼する
一番簡単でスピーディーな方法として、税理士に依頼する方法があります。

こちらを見ていただくとわかりますが、税理士が関与している割合としては半数以上を占めています。
ただ、資金力がないうちは税理士に依頼することはおすすめできません。
【やり方】② 会計ソフトを利用する
資金がない方は、会計ソフトを利用することをおすすめします。
会計ソフトを利用すれば99%の作業は自分だけで遂行することができますし、何よりお金がかかりません。
月額費用が0円の会計ソフトを利用すれば費用を抑えることができます。
ちなみに、せどりにおすすめの会計ソフトは以下の2つです。
MFクラウド

まずは、MFクラウドです。
MFクラウドは「マネーフォワード」というお金に特化した会社が提供している会計ソフトになります。
非常に使いやすく、クラウド型の会計ソフトになるのでおすすめです。
MFクラウドはこちら。
freee

続いて、freeeです。
freeeは数多くのクレジットカードや銀行口座に対応しており、自動的に同期をしてくれるのでこちらが何かする必要はありません。
請求書の発行や売上管理なども自動的に行われますので、事務作業の効率化ができます。
freeeはこちら。
まとめ

今回は、せどりの青色申告の帳簿について解説しました。
帳簿は必ずやっておくべきことであり、確定申告をする際には必要不可欠。
日々、コツコツやることが大事です。